感慨深いお仏壇です
昨日の真っ赤な・・・真っ赤な夕焼けのおかげで、今日はなんとかもちましたが明日からマークが出ていますね
お出かけ予定の方~、傘のご準備をお忘れなくぅ~
さて、今日は先日納品させていただいたお仏壇をご紹介します
まずは完成品からどうぞ~
キレイでしょう。新品のようでしょ
でもこちらは当社でお洗濯(修復)させてもらったものなのです。
それでは、どうしてこんなにキレイになったのか、遡ってみてみましょう
まず、お客様のところからお預かりしてきたお仏壇を前に各担当者(職人さん)が詳細に打ち合わせを始めます。期日、仕様、留意点など詳しく、詳しく・・・取るのも大変だったりします
次にお仏壇の解体を始めます。
大きなお仏壇の場合、一人ではできないので、息を合わせてとりくみます
「せーの」
そして、バラバラになったものを洗っていきます。
まさにお洗濯
このお洗濯、とっても寒い日だったんですよね・・・
お洗濯が終わると、木地直しに入ります。
破損個所をまるで手品のように復元しちゃうんです
木地の修復が終わると、塗り部門へと工程は進みます。
パテで細かいキズを埋めて、研ぐことの繰り返しです。
そのあと、塗りに入りますが、塗り部屋はホコリを嫌うので、なかなか撮影班は入らせてもらえません。
気が散るでダメとなかなかシャッターチャンスをもらえません。
コチラは塗ったあとのムロの様子
塗りが終わると、金箔押しが始まります
こちらも神経を使う仕事です。
集中力が高さが自慢の女性人
最後は、組立と金具打ちです。
お店まで、金槌の音を響かせます。
ようやく終わりました。
羅漢さまも
「ほんと、よう、きれいになって~」
・・・とおっしゃっておられるようで・・・
後日談なんですが・・・
亡きお祖父さんが「ほりおでやってもらいたい」と言われていたそうで、一周忌を迎えお仕事をさせて頂きました
5月の完成間近にご主人が工房見学に来店され、仕上がりの良さに感動されていました。
「爺さんに見せたかったな~」と、涙を浮かべて職人と語っておられました。
「7月の一周忌法要に来てくれないか」とご主人からのありがたいお言葉。親戚でもないので身に余るお言葉ですが、お祖父さんにご挨拶とお礼を伝えにお伺いさせて頂きます。ありがとうございます